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諏訪湖で打ち上げ成功 SUWA小型ロケット

諏訪湖上の台船から、炎を吹き出しながら飛び立つSUWA小型ロケットプロジェクトの5号機

諏訪地方6市町村や信州大学が取り組む「SUWA小型ロケットプロジェクト」は1日、5号機の打ち上げ実験を諏訪湖で行った。地元での打ち上げは初めて。プロジェクトメンバーや大勢の地域住民らが湖畔で見守る中、機体は轟音とともに炎を吹き出しながら上昇し、無事着水した。プロジェクトマネジャーの中山昇・信大工学部准教授(49)は「シミュレーション通り、完全な成功。技術力の高さがなければできないこと」と喜んだ。

諏訪圏のものづくりを支える人材育成を目的に2015年に始まったプロジェクト。これまでは毎年、秋田県能代市で打ち上げ実験を行ってきたが、今年度は諏訪湖での打ち上げを想定して開発した。

機体は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で、全長205センチ、直径10・2センチ。固体燃料と液体燃料の両方を使ったハイブリッドロケットエンジンを採用。落下予測範囲に安全に着水させるための2段階パラシュートを搭載した。

5号機はこの日、岡谷市の岡谷湖畔公園から南東約700メートル沖に設置した台船の上の発射台から、諏訪湖の中心部に向けて打ち上げられた。予定時刻通り、午前10時に着火。ゴーと音を立てて勢いよく飛び立ち、上空で2段階パラシュートが開いて、発射台から東に約160メートル離れた地点に無事着水した。速報値では高度約300メートルに到達し、発射から着水まで約25秒間だったという。

中山准教授は「完璧な打ち上げができた。諏訪の技術力の高さを知った地域の若者に、ものづくりの楽しさを感じてほしい」と話した。プロジェクトリーダーの成田周介さん(38)=ダイヤ精機製作所=は「5年間やってきてよかった」と喜んだ。今井竜五市長は「地域住民に見てもらう機会をつくり、夢を与えてくれてありがたい」と感謝した。

湖畔には子どもから年配者まで大勢が集まって発射台を見つめ、打ち上げが成功すると拍手が沸き起こった。諏訪市豊田の阿部定子さん(72)は「こんな近くで見ることができて音も聞こえて、初めての経験でうれしい。諏訪のものづくりの技術は素晴らしい」と笑顔で話していた。

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