那智の滝凍る
厳しい寒さで一部が凍った那智の滝(12日午前9時40分ごろ、那智勝浦町那智山で)
和歌山県内各地で厳しい寒さとなった12日、那智勝浦町那智山では日本一の落差を誇る那智の滝が凍った。熊野那智大社によると、今冬初めてという。 那智の滝は熊野那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体で、落差は133メートル。12日午前6時45分ごろ、神職が凍っているのを確認した。飛瀧神社にある温度計は午前7時の時点で氷点下2度だったという。 午前9時すぎ、滝の周囲の岩肌は水しぶきが凍って白くなっており、滝つぼの一部もシャーベット状の氷に覆われていた。 熊野那智大社の伊藤士騎禰宜(55)は「昨晩から今朝にかけて強く冷え込んだ。明日の朝も凍りそうだ」と話していた。 気象庁の観測によると、12日は未明から朝にかけ、串本町の潮岬で0・7度(午前6時31分)、南紀白浜で0度(同7時25分)を観測するなど、12カ所中7カ所で今季一番の冷え込みとなった。最も低かったのは高野山で氷点下8・1度(午前2時59分)だった。
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