おもちゃ修理に興味津々の子どもたち（大学院幼児園で）

　壊れたおもちゃを無償で修理しているボランティア団体、宇部おもちゃ病院（山﨑精二院長）は２８日、大学院幼児園で〝訪問診療〟を行った。子どもたちは興味津々で治療を見守り、無事に動きだすと大喜びしていた。

　山﨑院長ら４人が、園児が持ち寄ったラジコンカー、音が鳴る縫いぐるみ、タッチパネル付き絵本など７点に対応。ドライバーでネジを外す工程は、自分でやってみるように促した。電池の残量を調べるテスターの扱いも教えた。

　基板や配線が張り巡らされたおもちゃの内部をしっかりと見てもらい、「この部分はさびやすいんだよ」「なんで動かなくなったか分かるかな」と呼び掛けた。

　熱心に質問していた檜垣心晴ちゃん（年長）は「細かい作業なのにすごい。おもちゃを治せるのはかっこいい」と目を輝かせていた。

　同団体は市民活動センターを拠点に修理を受け付けており、２０１２年から幼・保育園１２カ所を定期的に訪れて診療をしている。