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革工芸展で文科大臣賞

受賞作「龍」を手にする中野さん(左)と稲田産業部長=豊橋市役所で

 豊橋市向山大池町で店舗「レザーハウス アンティーク」を営む革職人、革彫刻画家の中野直幸さん(67)が第35回日本革工芸展に初出品し、文部科学大臣賞を受賞した。受賞作は「龍」。中野さんは「お客さんが求めるものに近いものができればと取り組んでおり、受賞はお客さんのおかげ」と謙虚に喜びを話す。  受賞作は、「龍のデザインが合う」と10年ほど前から保管していた牛革(厚さ2ミリほど)を使用。木槌でたたいて彫り、立体感とともに龍の躍動感、迫力を表現して仕上げた。  同工芸展は昨年11月下旬、東京都内で開催された。中野さんは会社員だった40年ほど前、革製品を目にしたのがきっかけで「自分でやってみよう」と独学で学び、革職人の道へ進んだ。革に携わり、39年にして初の出品。「自分のレベルが分からないので一度チャレンジしてみよう」と応募したという。  昨年末には豊橋市役所を訪れ、稲田浩三産業部長に受賞作を披露。中野さんは「自信がつきました」と話した。店ではオーダーのかばん、財布などを作り、修理も手掛ける。「自分が満足しないと、お客さんも満足しない。喜んでもらえる製品を作っていきたい」と職人としてますます意欲を見せている。

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