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紀伊民報社

新たな絶景ポイント 大辺路刈り開き隊

向山山頂からの景色。蛇行した古座川に囲まれた立合の集落が見える(古座川町立合で)

 熊野古道大辺路刈り開き隊(上野一夫隊長)がこのほど、和歌山県古座川町立合にある向山の山頂の雑木を伐採し、新たな絶景ポイントをつくった。蛇行した古座川に囲まれた立合集落をはじめ、潮岬、大島、一枚岩などが一望でき、観光名所になりそうだ。

 同隊は2004年に発足。隊員は紀南地方を中心に三十数人おり、熊野古道大辺路ルートと古座街道などで危険箇所や荒れた道の修繕、迂回(うかい)路や道標の整備などの活動を続けている。
 上野隊長(71)によると、今回伐採した場所は、以前から景色が良いことが分かっていたが、手を付けられずにいたという。山の所有者の許可を取り、県の補助金を受け、隊員の稲田溥明さん(79)、長谷洋さん(53)と一緒に2日間かけてチェーンソーなどを使って雑木を伐採した。山頂からは天候が良ければ、大台ケ原も見える。
 南紀熊野ジオパークガイドの会の会長も務める上野隊長によると、立合集落の裏山は、一枚岩と同じ流紋岩質火砕岩。川が山を避けるように大きく蛇行しているこの地形は「穿入(せんにゅう)蛇行」と呼ばれている。
 向山山頂へのコースは途中に急斜面などの危険箇所があるほか、道に迷う可能性があるため、同隊は、ガイドなしでの登山は控えてほしいと呼び掛けている。
 3月15日に開催される古座川ウオーク&トレッキングツアー「巨木クマノザクラ見物と古座川の絶景スポット」(古座川街道やどやの会、南紀月の瀬ぼたん荘主催)では、同町峯にあるクマノザクラを見物した後、向山の山頂を目指す。定員を超える参加者が集まったため、2班に分けて登る予定。まだ若干名募集しているという。参加費は4千円。
 問い合わせは、ぼたん荘(0735・72・0376)か上野隊長(090・7042・3418)へ。

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