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長野日報社

高遠の「恵みと癒やし」香りに 高校生が商品化

高遠の恵みを生かした商品「高遠美山の香り」の出来栄えを確かめる参加者

高遠高校(長野県伊那市)で選択授業「地域の科学」を受講する2年生6人は20日、高遠に自生する香木クロモジと、タカトオコヒガンザクラのエキスを配合した香りの商品「高遠美山の香り」について、今春の商品化が決まったと発表した。高遠の恵みと、癒やしを感じられる商品として地域で売り出す。

高遠高校で同日開いた「伊那東部山村活性モデル化シンポジウム」で報告した。生徒たちは昨年10月、芳香液(10ミリリットル瓶)と、部屋や車内などで使うルームスプレー(50ミリリットル瓶)を発表。取り組みに協力する伊那東部山村再生支援研究会によると、まずはルームスプレーを中心に販売していきたいという。

生徒たちはこの日、開発の経緯や製造過程を報告。抽出方法を学び、細かく切り刻んだクロモジの枝を蒸留装置に入れ、精油とアロマ水を抽出したと説明した。タカトオコヒガンザクラは学校敷地内に植えられたもので、「高遠にしかない葉のエキスを配合することで、高遠にしかない香りを作り出そうと考えた」とし、「3、4月と忙しくなりそうですが、頑張ります」と決意を語った。

出来栄えを確かめたシンポ参加者は「いい香り」と太鼓判を押した。商品の発売元となるアン・ナチュール(飯島町)は「森林の保全や地域の活性化につながることを期待している」と述べた。

約60人が参加。市などと包括連携協定を結ぶ東京農業大学の教授や准教授、学生らが山村活性化や森林に関する事例発表や講演を行った。

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