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第7回全国海洋教育サミット 船浦中と古見小が発表 自然の大切さやごみゼロ訴え

発表する船浦中の生徒ら=15日午前、東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター

発表する古見小の児童ら=15日午前、東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター

 【東京】第7回全国海洋教育サミットー気候変動と海洋リテラシーー(主催・東京大学大学院教育学研究科付属海洋教育センター、日本財団法人)が15日、東京大学本郷キャンパスで行われた。海洋教育に取り組む全国の学校や自治体、社会教育施設等、計66団体が出席し、日頃の実践や研究成果をポスター形式で発表した。

 このうち2011年に自治体として日本初の海洋基本計画を策定するなど、海洋教育を町全体で推進する竹富町から、船浦中学校と、古見小学校の生徒、児童が出席。船浦中は「西表の海と生きる~美ら海を未来につなぐ~」と題し、体験ダイビングを通して調査した日本最大のサンゴ礁、石西礁湖や西表島のテドウ山をはじめとする豊かな自然とサンゴの関係について発表した。

 中でもサンゴや貝殻の堆積物でできた「バラス島」のメカニズムを図を使用して詳しく説明し、ペットボトルごみや、マイクロプラスチックにより進む海洋汚染を報告、プラスチックを減らす生活を訴えた。発表を終えた末吉英星君(中2)は「研究を通してこれまで知らなかった西表島の現状を知ることができた」と語り、川満夕さん(中2)は「知ってもらうことが小さな一歩になればうれしい。将来は島を守る仕事に就きたい」と意欲を示した。

 古見小の児童は「地域と共に、地域の中で学ぶ海洋教育」と題し、海由来の豊年祭や結願祭を通した海洋教育の学習を中心に、冒頭では三線を使った古見の祭り「馬節」を披露するなど、郷土色豊かな発表となった。カーナ(海草)を採取する際の注意事項を劇調に説明し、ビーチクリーンを通じたごみゼロ運動では、集めたペットボトルごみから生産地別の調査結果を出すなど大人顔負けの研究発表を行い、マイボトルを使うことでごみを減らそうと呼び掛けた。

 発表を終えた上原秋花さん(小6)は「研究を通してペットボトルごみの多さと海洋汚染が進むことに驚いた」と語り、高松俊巴君(小6)は「海洋教育を通して人間が変わる必要がある。続けて発信していくことが重要」と訴えた。

 発表を視察した竹富町教育委員会の仲田森和教育長は「子どもならではの視点と鋭い指摘に驚いた。自然と文化を守り次世代につないでいくためにも海洋教育は重要。将来的には教育課程にも盛り込みたい」と意欲を示した。

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