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心温まる一本のパン

女性喫茶店主が福祉施設へ10年以上毎週寄付

 今年84歳を迎えた豊橋市内の女性喫茶店主が、10年以上にわたり、「施設利用者のために」と、市内のNPO法人に食パン1本(3斤分)を毎週欠かさず寄付し続けている。職員・利用者らは温かい気持ちを喜ぶと共に、同店で過ごすコーヒータイムも毎週楽しみにしている。  同市鍛冶町にある喫茶店「カナデアンコーヒーハウス」(柘植美紀代店主)。1978(昭和53)年にオープンし、今年で42年目を迎える同店は、外観がカナダのアーチ型ログハウス調で店内も木のぬくもりを感じる落ち着いた店。今月11日に誕生日を迎えたばかりの柘植さんが、地元の常連客らを明るくもてなす。  市内のNPO法人来夢(佐治正光理事長)の利用者らもそんなお客の1人。10年以上前、当時同店を利用していたボランティアの紹介で、柘植さんと来夢との付き合いが始まった。  同店の休みが金、土曜のため、残った食パンを活用してもらおうと寄付したのが始まりだが、今では仕入れ時点で施設の分も併せてパンを頼み、休み前の木曜日に佐治理事長らが店までパンを取りに来ているという。  寄付が縁で、同NPOが運営するグループホーム利用者が日曜に店を訪れ、モーニングを楽しんだ後に豊橋公園で散歩したり、同公園でイベントがある時には施設の車を店に停めたりと交流が広がっている。「続けて支援していただけるのがありがたい」と佐治理事長。柘植さんは「おかげ様で、大きな体の病気もしておらず、店も1度もリフォームすることなくここまで来ることができた。今後も体が続く限り頑張りたい」と話す。

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