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紀伊民報社

大鳥居目指し力走 大鳥居目指し力走

熊野本宮八咫烏駅伝で、熊野本宮大社の旧社地・大斎原にある大鳥居の下に設けられたゴールに向かって走る参加者(9日、田辺市本宮町で)

 和歌山県田辺市本宮町にある世界遺産・熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)にそびえる大鳥居をゴールに9日、熊野本宮八咫烏(やたがらす)駅伝(実行委員会主催)があった。今回で32回目だが、コースや名称などを刷新し「リニューアル第1回大会」として開催。県内外から参加した139人が「聖地熊野」を力走した。
 駅伝は例年、本宮町の秋の恒例イベント「こだま祭」と同じ日に開催してきたが、近年は参加チームが減少してきたため、再び駅伝を盛り上げたいと、内容を見直し単独開催することにした。
 コースは本宮小学校前をスタートし、川湯や湯の峰の温泉街などを巡って、5月に建立20周年を迎える大鳥居の下にゴールする4区間計9・6キロ。1チーム4人だけでなく、全区間を1人で走ったり、2人でたすきをつないだりする部門も設けた。
 選手たちは午前9時45分、小学校前を一斉に出発。午前10時15分ごろ、沿道からの声援を受けながら、最初の選手が大鳥居に到着した。
 全部門を通して最も速かった、紀南地方で陸上競技に取り組んでいる社会人4人でつくるチーム「しみちゃんず」の清水陽介代表(26)=太地町=は「チームのみんなが頑張ってくれて何とか優勝できた。温泉街を走ったり、大鳥居の下にゴールしたりと貴重なコースですごく楽しかった」と笑顔をみせた。
 実行委員長を務めた杉林久士さん(53)は「事故なく無事に開催できてよかった。これから、もっと魅力ある大会にしていきたい」。九鬼家隆宮司(63)も「大鳥居建立20周年という節目の年に、大鳥居をゴールとするリニューアル第1回大会が開かれたことを心から喜びたい。駅伝を通じて熊野本宮の自然や文化を楽しんでいただけたと思うし、またお越しいただければうれしい」と話した。

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