17日から老朽化の琴芝駅舎を改修 規模縮小しトイレも撤去【宇部】

改修工事が決まった琴芝駅
JR西日本は17日から宇部線の琴芝駅駅舎の改修工事を始める。老朽化に加え、施設規模が現在の利用状況に見合っていないと判断したため。工事は6月中旬までの4カ月を見込んでおり、駅舎は現在の約165・2平方㍍から約10平方㍍に大幅縮小、トイレも撤去される。
同山口支社によると、現在の駅舎は築87年で、多くの設備に不具合が発生。1日当たりの乗降者数は、民営化された1987年の3000人に対して、2018年には1410人にまで減った。利用者減に伴い、02年に業務委託駅から簡易委託駅、12年に完全に無人駅となった。そのため、改札窓口や駅員の詰め所など、使われていない設備が多い。 1期工事で改札窓口などがある建物を解体し、券売機やベンチを備えた新しい駅舎を設ける。5月13日からの2期工事で現在の待合室とトイレがある建物を崩し、跡地をアスファルト舗装する。 トイレについて同支社は、経費や維持管理の観点から撤去を決めたとした。「利用者に不便をかけることは承知しているが、宇部線の全車両にはトイレが付いているので、乗車後に利用してほしい」と理解を求めている。
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