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長野日報社

「明けの海」を宣言 諏訪湖の御神渡り、出現難しい

「明けの海」を宣言した八剱神社の宮坂清宮司

 諏訪湖の御神渡りの判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)は3日朝、同市豊田の舟渡川河口付近で観察を行い、今季の御神渡りの出現は難しいとして「明けの海」を言い渡した。二十四節気の一つ「小寒」の1月6日から観察を続けてきたが、結氷にも至らなかった。宮坂清宮司(69)は「一つの区切りと考え、全員での観察は終わりにする」と話した。

 氏子総代10人が舟渡川河口に集まり、宮坂宮司と共に温度計で気温や水温を測ったり、湖面の状況を確認したりした。持参した温度計では午前6時40分ごろの気温が氷点下3・6度、水温は3・6度。湖面には穏やかな波が立っていた。

 明けの海は平成以降23回目。直近で御神渡りができたのは一昨年で、それ以前だと2013年までさかのぼる。

 宮坂平馬大総代(66)は「温暖化の影響が明らかに諏訪湖でも見られ始めている。来季も不安がある」と表情を曇らせた。伝統的に観察総代を務める同市渋崎の総代の笠原清一さん(62)は「氷の上に立ちたかった。氷点下に届かない日があったのが考えられない」、藤森雅史さん(62)は「毎朝がっかりな日が続いた。薄氷だけでも張ってほしかった」と述べた。

 今後は、今季の結果を記した注進状を総代会で作成し、22日に諏訪大社に奉告する。

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