新春の百人一首大会

札を取り合う生徒ら=前芝中学校で
豊橋市立前芝中学校(谷中緑校長)で冬休み明けの9日、40回目となる百人一首大会が開かれた。全校生徒約120名と教職員、地域の学校評議員らが参加し、体育館に敷かれた畳の上で熱戦を繰り広げた。 古文学習の一環で、学習意欲の向上のほか、校区住民も参加することで地域のつながりを深めようと行われている。 参加者は、生徒会らによって作り続けられている裃(かみしも)を羽織った教員らがステージ上で読み上げる歌に集中。学年の垣根なく1グループ7~8人に分かれて、目の前の下の句が書かれた札を取り合った。 個人賞では、内田朋花さん(3年)が36枚の札を取り、圧倒的な強さで1位に輝いた。内田さんは全部の歌を覚えて大会に臨んだという。 大会では、日本の伝統芸能に触れる機会をと招かれた雅楽演奏家・近藤泰史さん(豊橋市)らの鳳笙(ほうしょう)や龍笛の演奏も披露され、生徒らが聞き入った。 「全校生徒参加で40年も続いている百人一首大会は市内でも稀で、自慢の行事」と谷中校長。「生徒会などが冬休み前から準備してくれたおかげ。これからも協力していい行事をつくっていきましょう」と話した。
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