全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

帯広農業高校 5品目で国際認証 ASIAGAP

 帯広農業高校(二木浩志校長)は、農産物の生産工程管理の安全性を示す国際基準「ASIAGAP(アジアギャップ)」の継続認証を受けた。昨年、小麦など4品目で管内高校で初めて認証取得し、今年は新たに小豆を加えた5品目で認証を得た。

アジアギャップの継続認証を受けた帯広農業高校の生徒たち。前列右から2人目は二木校長

 アジアギャップは国際基準に基づき、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証の一つ。一般財団法人日本GAP協会(東京)が策定し、農場設備や農産物管理の観点で第三者機関の審査を受ける。

 同校では農業後継者の生徒が多く、将来の就農に生かすことなどを狙いに2017年度から認証に向けた取り組みを開始。18年末の審査を経て昨年2月、小麦とナガイモ、ジャガイモ、大豆の4品目で初の認証を取得した。

 今年度は1~3年の生徒約50人でチームを組み、既存4品目に小豆を加えた5品目の認証取得へ昨年4月に活動を始めた。品目ごとや機械の扱いに関するグループに分かれ、それぞれ資料を作成。ファイルに収められた膨大な数の資料には、作物の育て方のほか、食品安全の管理やリスク対策などについて記されており、そのほとんどを生徒たちが手掛けた。

 資料作りの傍ら、農作物管理施設などの清掃も自ら取り組んだ。同11月にこれらの取り組みについて公開審査を受けた後、審査員から指摘された改善点を基に是正報告を行い、結果を待っていた。今回の認証は8日付。

 生徒たちによると、既存の4品目については昨年の資料を基にしつつ、より分かりやすいように全て見直しを図った。小豆は今回初めてで、担当チームも手探りで遅くまで作業に時間をかけたという。

 チーフとしてチーム全体を統括した北村慎吾さん(3年)は「感覚でやっていた作業の一つ一つを細かくリスト化し、読めば誰でも分かるように心掛けた」と振り返る。同じくチーフを担った伊藤聖紘さん(同)は「卒業して実家に戻った後、農作業で整理されていない工程の把握などギャップでの経験が生きそう」、サブチーフの苅谷陵さん(2年)も「資料で改善できる点はまだあると思う。審査を受けたときの応対力など、第三者機関に説明できる力も付けたい」と次年度への意欲を語る。

関連記事

宇部日報社

市長賞に花園自治会、春の花壇コンクール、特別賞や最優秀賞決まる【宇部】

 宇部市春の花壇コンクールの受賞団体が決まり、最高賞の市長賞には東岐波の国道190号沿いの花壇を彩った花園自治会(伊藤昌洋会長)が輝いた。市、市ガーデンシティ緑化運動推進委員会(会長・篠﨑圭二市...

紀伊民報社

南高梅が不作 平年の3割弱 梅の着果調査

 JAや日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」は19日、和歌山県の御坊・日高の4市町で実施した本年産南高梅の着果調査結果を発表した。主産地であるみなべ町と印南町の着果数は、過去10年平均...

苫小牧市ロゴマーク制定記念 22日に切手シート発売

日本郵便北海道支社は22日から、苫小牧市のロゴマーク制定を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始める。84円切手10枚から成るシートで1枚は市のロゴマーク、残り9枚はとまチョップが樽前山山頂に登...

荘内日報社

龍神様とご縁を結ぶ 善寳寺 「辰歳御縁年記念企画」始まる

 鶴岡市下川の龍澤山善寳寺で12年に1度の「辰歳(たつどし)御縁年記念企画」が始まった。本堂で祈祷を受けた後、奥の院・龍王殿を拝観し「龍神様」とご縁を結ぶ。このほか国の重要文化財に指定されている絵画「...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク