アイスクライミング場オープン 富士見パノラマ
県外の愛好客らが訪れにぎわうアイスクライミング場=富士見パノラマリゾート
富士見町の富士見パノラマリゾートで今年もアイスクライミング(氷壁登はん)場が今月、山頂ゴンドラ隣接地にオープンした。暖冬に泣き、造っては解けてを繰り返しながら営業にこぎつけた。開場後は他地域が結氷に恵まれないことが追い風となって県外からの来場も多く、職員の粘り強い努力が実を結んだ。
同リゾート施設の魅力アップを目指して昨冬、職員有志のチームが初めて造成し、好評だったため今冬も手作りした。
氷壁は高さ約9メートル、幅約7・2メートル、厚さは10~70センチほど。昨年12月上旬から水を掛けて自然結氷で完成させたが、その後、気温が高く降雨に見舞われて解けて消え、二度までも作り直しを余儀なくされた。毎晩、気温の微妙な変化に応じて放水量を変えたり、ブルーシートで覆って雨をしのいだりして少しずつ氷を太らせたという。
オープン後も空模様をハラハラしながら見守る毎日だが、クライミングの専門店が体験イベントを開いたり、個人の愛好家が訪れたりして連日利用があり、「初めてパノラマを訪れる人ばかりで、スキーとは違った客層を呼び込めた」とチームリーダーの名取貞徳さん。「パノラマの新しい冬レジャーとして集客できる手ごたえをつかめた」とも話す。
開場時間は午前10時~午後3時。利用料は平日2500円、休日・祝日3000円(ゴンドラリフト代は別途)。初心者教室(2時間5000円・用具レンタル代込み)も開いている。
関連記事
能代市子ども館に「SORA─Q」の実寸大玩具届く 操作体験会も予定
能代市子ども館で、世界で初めて月面へのピンポイント着陸に成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載された小型月面探査ロボット「LEV(レブ)─2(ツ...
SKY搭乗者100万人達成 下地島空港の発着路線 セレモニーで一層の飛躍誓う
下地島空港発着路線の累計搭乗者が100万人を達成したことを記念して、スカイマーク(SKY、本橋学社長)は12日、同空港で記念セレモニーを開催した。2020年10月に那覇、羽田、神戸の3路線を開設し、...
茅野市宮川、金沢で猿被害増加 効果的「追い払い」へ市が調査開始 長野県
長野県の茅野市宮川、金沢でニホンザルによる農業や農産物への被害、目撃情報が再び増え始めており、市農林課が調査を始めた。今月上旬、同市宮川地区内の山林の入り口付近におりのわなと監視カメラを設置した。...