バスジャックへの対応を再確認 市交通局で県内事業者が訓練【宇部】
拳銃を持ち子どもを人質に取る犯人役(市交通局で)
バスジャックへの対応を確認する訓練が24日、宇部市善和の市交通局で開かれた。県内のバス事業者29社から80人が参加。発生から関係機関への連絡など一連の流れの習熟を図り、万が一に備えた。山口運輸支局(山口昭博支局長)、県バス協会(河内秀夫会長)、県警主催。
東京五輪・パラリンピックの開催まで半年を切り、テロなどに備えるために実施された。宇部での開催は2016年以来4年ぶりとなる。 訓練は、乗客約20人を乗せた貸し切りバスが、拳銃を持った男に乗っ取られる想定。県警の捜査員が扮(ふん)した犯人役の男が子どもを人質に取り、抵抗した乗客1人に発砲。行き先を県庁に変更するように要求した。運転手は指示通りに車を走らせながら営業所に無線で連絡し、状況を伝えた。その後、駆け付けた警察官がバスを停車させ「落ち着いて話し合おう」などと説得して投降を促した。 座学では警察官が、日本バス協会が定めた「バスジャック統一対応マニュアル」に基づいて、緊急時の対応を説明した。 運転手として犯人とやりとりした同局交通事業課の前田徹さん(45)は「乗客の安全を第一に、犯人に従いつつ、特徴などを伝えた。冷静さを欠かずに対応することが大事だと再確認できた」と話した。
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