鶴工高1年間の研究成果発表
鶴岡工業高校(百瀨克浩校長)の第12回鶴工研究発表会が21日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれた。生徒たちは1年間取り組んだ成果をスライドや動画などにして発表した。

生徒たちが1年間の研究成果を発表した
今年度は全日制の機械、電気電子、環境化学、建築、情報通信の5科と定時制の工業技術科がグループごとに計39テーマで研究。発表会ではこの中から「UFOキャッチャーの製作」「レーザー加工機の取り組みと研究」「各自治体の温暖化傾向を探る」「『銀座』歩いて暮らせる街の拠点へ」「自動養蚕工場の研究」などといったテーマと課外活動での研究テーマを合わせた8つを発表した。会場には全校生徒や保護者のほか、県や市、地元企業などからの来賓を合わせ約700人が参加。1グループ15分ほどの発表と質疑応答が行われた。
このうち、学校周辺の高齢者の声から着想を得て同校の3年男子生徒と山形大EDGE―NEXTやまがたイノベーションキャンプは高校生による買い物代行サービス実現に取り組んだ。独自アンケートの結果や実際に食料品購入が困難な人口割合のデータなどを提示しながら、免許返納や近隣にスーパーがなくなったことで買い物に行けず困っている高齢者などを対象に学生が学校からの帰宅時に合わせ、住む地域の高齢者宅に買い物を届けるサービスを説明した。生徒は「高齢者が困っている社会の現状を変えていきます」と力強く述べていた。 発表会は、生徒たちが課題研究に取り組み、研究活動の成果を校内外に発表することで工業教育の活性化と地域へのPRの場として毎年開催している。
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