妙徳寺で寒行始まる【山陽小野田】

豪快な水しぶきを上げて冷水をかぶる2人(妙徳寺境内で)
山陽小野田市野中にある妙徳寺(荒川英良住職)で寒行が始まった。月末までの毎晩、白装束に身を包んだ檀家(だんか)の人たちが市内各所を歩き、地域の平穏や人々の幸福を祈願する。
一年で最も寒さが厳しい時期に行っている伝統の行事。100年以上は続き地域の風物詩としても定着している。
今年は大寒の20日から始まり、出発前には荒川実良副住職(38)と修徒の泰彦さん(33)が境内で水行をした。夕方になって冷え込む中、ふんどし姿の2人は、木おけにくんだ冷水を頭から何度も浴びて心身を清めた。
この後、白色の行衣に身を包んだ10人が参加。うちわ太鼓を鳴らし「南無妙法蓮華経」と唱えながら厚狭の街をを約2時間かけて歩いた。
荒川住職は「令和の時代を迎えて初めての寒修行。地方の人口が減少するなど課題は多いが、人心が穏やかになり地域が平穏で元気であることを祈りたい」と話した。
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