在来作物「三角そば」使い講習会
鶴岡市の越沢に伝わる在来作物・越沢三角そばの継承に役立てようと、越沢自治会(伊藤善一郎会長)は19日、地元住民らを対象にしたそば打ち講習会を越沢基幹集落センターで開いた。参加した約30人が、地元のそば打ち名人からそばの味わいを最大限に引き出す越沢流の打ち方を教わった。
同自治会では特産のそばを中心にした振興策で活性化を図る。そばの担い手育成の一環で講習会を近年毎年続けている。
この日は三角そばのそば粉を使用。地元のそば職人・大滝慶喜さんが講師を務め、そば粉8に対して強力粉1の配合から伝授。10度以下が適するとされる室内の気温や、水分をそば粉に浸透させる寝かせなどのポイントを紹介しながら、越沢流の自然薯をつなぎにした手ごね丸延しの手並みを披露した。

和気あいあいとそば打ち講習会
そば打ちが初めてという住民はほとんどいなかったが、一人で全工程というのは多くが未経験。こねては「水が多くて柔らかくなった」、延ばしては「丸くならない」、切っては「太くなった」「これは売り物になる」などと、性格が出るとされるそば打ちを和気あいあいと楽しんでいた。
誘われて参加した団体職員、小野寺志保さん(41)=同市湯温海=は人生2度目のそば打ち。「力作業だなと実感。うどんみたいに太くなってしまった」と笑っていた。
関連記事
帯広産ごろり「リアルメロンパン」 地元農家応援、名物商品に採用 はるこま..
帯広市内のパン店「はるこまベーカリー」(栗原民也代表、西19南5)は、帯広産の希少な青肉メロン「キングメルティー」を使用した「十勝リアルメロンパン」を7月末ごろまで販売している。富良野産の赤肉メ...
厳かに「火合わせ神事」 鳥海山頂の神火望見でき感激
鳥海山の山頂直下と7合目の御浜、遊佐町吹浦の西浜海岸、酒田市の宮海と飛島で一斉に火をたき、火の見え具合で農産物の作況を占う「御浜出(おはまいで)神事」が14日夜、厳かに執り行われた。 同町の鳥海...
課題発見、解決へアイデア 「日本一学生が活躍するまちづくりワークショップ..
奨学金制度改善や医学生の相談室 学生と宇部市が協働して市の事業を企画、提案する「日本一学生が活躍するまちづくりワークショップ」の第7回が16日、市役所で開かれた。学生は個人またはグループで...
マンゴーの季節到来 収穫期迎え出発式 徳之島天城町
鹿児島県徳之島の天城町熱帯果樹生産組合(作山和久組合長)が主催するマンゴー出発式が16日、同町大津川の果樹園であった。同組合によると、2025年産は開花期の受粉の不良で小玉傾向にあり、生産量は...