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「バンディ」全国V 初大会、道内外チーム下す 新得

地元開催で優勝し、笑顔で優勝カップと金メダルを掲げる新得の選手たち

 アイスホッケーの起源とされる氷上球技「バンディ」の第1回全日本選手権が7日、新得運動公園の町営スケートリンクで開かれ、地元の新得バンディクラブが2戦全勝で初代王者となった。国内で初めて国際大会が開催できる公認サイズリンクが完成して実現した今大会を試金石に、競技の全国への普及を目指している。

 バンディは、アイスホッケーとサッカーを組み合わせたような競技。1チーム11人編成で、高さ2.1メートル、幅3.5メートルのゴールを目がけて直径6センチのボールを打ち込み、ゴールキーパーは手で防御する。

 日本連盟(大阪市)が2011年から本格的な普及活動を始めており、新得バンディ連盟は昨年6月に発足した。町の協力もあり、今冬国内で初めて、町営スケートリンク内にサッカーコートほどの広さ(長さ110メートル、幅65メートル)の専用リンクを造成できた。

 大会には新得とFACEOFF釧路、チーム東京の3チームが出場、大阪の選手も各チームに分かれて参加した。初心者も多く参加する新得は、世界選手権日本代表の大谷賢司さん(30)=JA新得町=を中心にスピード感ある熱戦を展開し、釧路に9-2、早稲田大や明治大の現役アイスホッケー選手で構成する強豪東京にも3-2で競り勝ち、地元開催に華を飾った。2位は東京、3位は釧路だった。

 新得の選手として初の公式戦を経験した帯広市の会社員川平景虎さん(23)は「週1、2回新得に通って練習している。アイスホッケーもサッカーもやっていたので面白い」と話していた。

 大会に駆け付けた日本連盟の岡田幸明会長は「バンディのフルリンクは日本の悲願で、新たな歴史の1ページができた。国際大会誘致や日本代表合宿を行いたい」と今後の競技普及に意欲を見せた。観戦した浜田正利町長も「新得を起点に日本全国へ競技が広がり、多くの人がまちに遊びに来てくれれば」と話していた。

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