鶴岡で新酒完成告げる 「酒林」作り大詰め!!
新酒の時期を目前に控え恒例の「酒林」作りが大詰めを迎えている。鶴岡市大山の出羽商工会本所では11日から制作実行委員会の小野寺光廣代表(75)=小野寺瓦工業社長=を中心に作業が始まり、25日の完成を目指し大小合わせて8つを制作中。
今年は同市大山の三笠屋から杉の提供を受けての制作で、今年の杉の葉には雪のない暖冬の影響は特にないとのこと。17日の作業では会員4人が制作に当たっていた。来月8日(土)に同地区で開催される「第25回大山新酒・酒蔵まつり」を前に31日には各蔵元の軒先につるされる予定。
別名「杉玉」とも呼ばれる酒林は、新酒の完成を知らせるとともに、青い杉の葉が徐々に茶褐色に変化するその様子で新酒の熟成具合を表すともいわれる。
約20年前から制作に携わる小野寺代表は「雪があった方が祭りの雰囲気は出るが、雪がない分当日の人出に期待している」と話す。前売りのラリー券は既に完売だが、当日券はまだ若干の余裕があるとのこと。
同所にはりんとした杉の香りが漂い、天領の里大山に新酒の季節到来を告げていた。
青々とした酒林に仕上げのはさみを入れる制作実行委員=17日
関連記事
下地島空港で「空の日」イベント/「景色とてもきれい」 早朝の滑走路でウオーク
県下地島空港管理事務所と下地島エアポートマネジメントは9日、同空港で「空の日」イベントを開催した。42人の家族連れが参加し、広大な滑走路を歩いたり走ったりする「ランウェイウオーク」体験や空港で働く...
端切れ活用のウエディングドレスがエコプロアワード・奨励賞 蒲郡
蒲郡市八百富町のカーテン製造「サンローズ」は、市内のデザイナー5人と協力し、工場で生じる端切れ生地をアップサイクルしたウエディングドレス「en dress(エンドレス)」を作った。取り組みが評価...
色づき鮮やか、紅葉狩り真っ盛り 長野県岡谷市の出早公園
紅葉の名所として知られる長野県岡谷市長地出早の出早公園でモミジやカエデが赤や黄色に色づき、紅葉の見頃を迎えている。秋晴れとなった9日は多くの人が公園を訪れ、紅葉狩りを楽しんでいた。 同公...
新種のヨコエビ発見 パンダのような白黒模様
和歌山県白浜町など県内の沿岸に生息する白黒模様のヨコエビが新種であることを、広島大学大学院教授らが明らかにした。同町でジャイアントパンダが暮らしていることやその模様から、和名をパンダメリタヨコ...