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宇部日報社

ICT活用したイノシシわなを設置

電子センサーをわなに設置する業者(市小野で)

 宇部市有害鳥獣捕獲対策協議会(会長・廣中昭久市北部・農林振興部長)は、市内では初となる情報通信技術(ICT)を活用したわなの設置を北部地域で進めている。    設置場所は、農業被害が特に大きい小野と二俣瀬の9カ所。警戒心が強いイノシシの親は、子どもより後に箱わなに入ることが多く、成獣が入ったときに電子センサーが感知し、ゲートが閉まるように設定。捕獲情報はシステムで管理し、わなのそばに置いた子機から、アクトビレッジおのの親機に無線で情報が届き、わなの設置者や市にメールで通知する。    市では、猟友会と連携して有害鳥獣の捕獲に取り組んでおり、設置したわなは毎日、現地確認を実施。会員は高齢化しており、定期的な見回り活動の負担軽減対策は喫緊の課題となっていた。毎日の見回りの必要がなくなり、農業被害への影響が大きい一定以上の大きさの有害鳥獣を捕獲することができると期待を寄せている。    設置作業は16日から始まり、1週間をかけて、箱わなやくくりわなに装置を取り付けていく。県内で同様の装置の導入は、下関市、長門市に続いて3市目。設置費用の約190万円は全額、国の交付金を活用する。    最近3年間の市内の有害鳥獣の捕獲数は、2016年度が1102匹、17年度が853匹、18年度が958匹。そのうちイノシシが8割程度を占める。農業被害額は3000万円前後で推移している。

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