全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

芭蕉布作りに挑戦 奄美大島 先人の知恵学ぶ

卓上機で、自らが収穫し乾燥させた芭蕉糸を織り、芭蕉布作りに挑戦する参加者=12日、宇検村湯湾

 奄美で受け継がれてきた芭蕉布の再生と伝承を目指す「芭蕉繊維研究会」(南修郎会長)は11~12日、宇検村内で芭蕉糸作りと芭蕉布織りのワークショップを開いた。参加者はバショウの幹から繊維を取り出し、糸にして布を織るまでの一連の工程を手作業で体験し、先人たちの暮らしの知恵を学んだ。

原料は同会監事の内山初美さんが同村名柄で栽培したバショウを使った。初日は伐採したバショウの皮を剥ぎ、あくで煮詰めた後に不純物を取り除き残った繊維を室内で干して糸にするまでの工程を体験。最終日は、卓上機を使い、草木染した木綿糸を縦糸に、前日から干していた芭蕉糸を横糸にして、織り上げる工程を学んだ。10センチほど織り上げると、糸を結び、オリジナルのコースターが完成した。

 参加した名柄の鈴木進一さん(61)は「今私たちが引き継いでいかないと失われていく伝統技術。買うことしか考えていなかった衣服が、このようにして出来上がっていることを実感でき貴重な体験ができた」と話していた。

 内山さんは「先人たちは物がない時代に、自然のもので衣類を作る知恵をもっていた。大事に継承していきたい」と話している。

関連記事

事故の衝撃 スタントマン再現 池田中で交通安全教室

 池田中学校(森英樹校長、生徒102人)で17日、スタントマンが自転車と車両の交通事故を再現し、生徒たちに交通ルール順守の大切さを伝える教室が行われた。  JA共済連北海道本部、道警の主催によ...

荘内日報社

インクルーシブな職場づくりへ 酒田市内の高校生たち 地元企業、医療関係者 難..

 希少性疾患・難病(RD)、障害者雇用などについて理解を深めてもらおうと、酒田市の酒田西高校(高橋秀典校長)の生徒有志で組織する「RDDin酒田西高実行委員会」(黒田禮奈委員長)などが企画した「企...

宇部日報社

写真や焼夷弾の実物 宇部大空襲80年目の資料展【宇部】

 宇部ちひろ友の会(岡本正和代表)主催の「宇部大空襲80年目の資料展」が、市立図書館で開かれている。1945年7月2日未明に宇部を襲った大空襲の写真や資料、投下された焼夷(しょうい)弾の実物な...

来夏開園目指す「渥美あじさいの森」見ごろ 今年は無料開放

 渥美運動公園(田原市小塩津町)の遊休地に、市民有志らが整備する「渥美あじさいの森」で、来年6月開園を目指して植えたアジサイが見ごろを迎えた。まだ畝の隙間が目立つが、3年後には色とりどりの花で埋め...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク