「神秘の氷」観光幕開け ジュエリーハウス開設 豊頃
十勝川河口付近の大津海岸(豊頃町)に真冬に打ち上がる氷塊「ジュエリーアイス」観光の本格的な幕開けを告げる無料休憩所「ジュエリーハウス」が、11日午前6時半にオープンした。早速、観光客らが訪れてホットドリンクなどで冷えた体を温めていた。3月8日まで。

休憩所で暖を取る観光客ら
休憩所の開設は今季で3年目。ジュエリーアイスが見られる海岸近くに約70平方メートルのプレハブ、仮設トイレ5基を配置。プレハブ内は物産販売をはじめ、ストーブを配置し、テーブルと折り畳み椅子などで約30席を用意。公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」も整備している。
物産販売は、大津漁協青年部などが、ツブや干し魚などの海産物、ホットコーヒーやホットココア、甘酒などを販売。写真家の岸本日出雄さん、写真愛好家の浦島久さんらの写真展も始まった。
この日、屋外の電光掲示温度計は午前7時に氷点下11.9度。十勝川河口周辺にはまとまった数の氷塊が打ち上がっていたが、海岸にはほとんどなかった。
幕別町札内の公務員亀田貴仁さん(49)は、妻直子さん(48)、帯広柏葉高校2年の娘(17)と3人で海岸を訪れた。同校写真部に所属する娘はジュエリーアイスを撮影し、「今日は天気が悪かったのであまりいい写真を撮れなかった。また次にチャレンジしたい」と話していた。海岸から休憩所に移動した亀田さん親子は「外はすごく寒かったので、生き返る」とホットドリンクを飲みながら体を温めていた。
休憩所は期間中午前6時半~午後3時(飲食は午前7時から)。
大津漁協所属の本間漁業部では今季も漁船で沖合にあるジュエリーアイスを観察するジュエリークルーズを2月から本格的に始める。予約・問い合わせは、同漁業部(080・1877・0927)へ。
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