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長野日報社

白寿の現役ボウラー 米寿の相棒と腕磨く

マイボールを手に笑顔を浮かべる小平さん(左)と松沢さん

「生涯の友とのボウリングは本当に楽しいねぇ」―。5年ほど前に新たな趣味としてボウリングを始めた小平晃三さん=諏訪市湯の脇=は現在99歳。自分仕様に改良したマイボールを投げ、アベレージは120前後、調子がいいと180台を出すこともあるという。60年来の友人松沢正尚さん(87)=同市細久保=とともに月3回程度、市内のボウリング場で腕を磨く。

ボールを手にレーンの前に立つ小平さんの姿は背筋が真っすぐ伸びて年齢を感じさせない若々しさがある。マイボールには5本の指穴があるが、電動ドリルを使って穴を二つ加え、自分の手にフィットするように改良した。「ボールが(カーブをかけて)よく曲がるように投げるとき、スペアを狙ってあまり曲がらないようにしたいとき、状況に合わせて指の位置や投げ方を変えているんだ」。喜色満面の小平さんが冗舌に語った。

ガターすれすれから線を描いたボールは一転、狙いを定めたピンに向かった。ガタガタガタン―。ストライクを決めて両手を上げ、松沢さんとハイタッチすると、続く松沢さんも負けじとスペアで応戦。「いやー、うまくいったね」「やっぱり気持ちがいい」と好投球をたたえ合っていた。

2人は大和工業(現セイコーエプソン)で出会い、腕時計やプリンターの開発に心血を注いだ間柄。「当時から気が合ったんだよね」と松沢さんは振り返る。小平さんは退職後も91歳までゴルフに親しんだ。5年ほど前に社友会の仲間に誘われてボウリング同好会に入り、練習を重ねた。その後、旧知の仲の松沢さんを誘うようになり、現在は2人で諏訪市のボウリング場でプレーを楽しんでいる。

松沢さんは今年4月に88歳。小平さんは「白寿、米寿のコンビで今年もボウリングを思いっきり楽しみたい」と話した。この日も2人はいつも通り仲良く元気よく4ゲームを投げ合った。

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