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宇部日報社

地域の活性化に「くすのきやまぎんマルシェ」

キッチンカー3台が出店した昨年12月のくすのきやまぎんマルシェの様子(船木で)

 山口銀行船木支店(山尾泰作支店長)は、支店駐車場を会場に、楠地区を拠点に活動する店やキッチンカーを集結させる「くすのきやまぎんマルシェ」を始めた。給与や年金支給日などの多くの人が銀行に立ち寄る日を中心に、月1~2回のペースで実施して地域住民が集う機会を創出し、地元の活性化につなげる。    金融機関として、店舗、駐車場を含めた経営資源を余すことなく活用し地域に貢献することを考え、さらに楠地区には「Mキッチン」(倉本宗代表)、「kitchen846(やしろ)」(八代谷寿子代表)、「花吉」(花岡英子代表)の3台のキッチンカーがあることから企画した。    現時点での出店協力者はキッチンカー3台のほか、洋菓子店のエール・ラポール(柳ちえみ代表)、楠クリーン村(高田夏実理事長)の5店。    倉本さんは「話をいただいた時、わくわくした気持ちになった。地元の人に知っていただく機会にもなる」と語った。    山尾支店長は「〝楠〟感を大切に、今は食だけだが、地元で活動する作家さんなどにも出店してもらい、交流人口増につながるイベントになればうれしい。業種の垣根を越えた取り組みにして、楠地区での創業者支援にもつながれば。銀行として、顧客との接点の広がりにも期待している」と語る。    昨年12月25日に、初めて3台が集結。支店駐車場には入りきらないため、市の協力を得て、隣接する学びの森くすのきの敷地内で開いた。昼時には、行政関係者のほか、地域住民も多数訪れ、地元で活動する各店舗の味を楽しんだ。    今月は10日と24日に実施予定。ただし、天候や店舗の都合により、出店数は異なる。

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