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釧路新聞社

釧根少雪 各地に影響

道路脇に少量の雪が残るのみとなっている釧路市中心部(6日午後1時ごろ)

 昨年12月の釧路、根室管内は低気圧が通過する日が少なく、降雪量は平年を大幅に下回った。釧路市中心部では平年の4分の1ほどしか降らず、積もった雪も大みそかの降雨で解けたため、7日現在で市街にはほとんど残っていない。

 阿寒湖畔では1月としては観測史上初めて積雪ゼロを記録。近年で最も遅いオープンとなるスキー場もあり、除雪業者からは苦しい声が聞かれる。

 昨年12月は冬型の気圧配置が長続きせず、道内全体で記録的な少雪となった。釧根管内でも降雪の日、量ともに少なく、釧路市中心部での降雪量は計7㌢。14日に今季初の積雪を記録(1㌢)したものの最大6㌢までしか積もらず、雨が降った31日には積雪ゼロに。阿寒湖畔で積雪ゼロとなったのは1月1、2日の2日間で、1月としては統計が残る1987年以来初だった。

 道内では少雪の影響でオープンを遅らせるスキー場が続出しており、標津町営金山スキー場では近年で最も遅かった1月15日(2016年)を越えることが確実となっている。

 一方、釧路市内2カ所のスキー場は人工降雪機でのコース作りを行っており、阿寒ロイヤルバレイではそりコース以外は営業中。武隈肇社長は「身近に雪がないと客足は伸び悩むが、ゲレンデには雪がちゃんとあるのでぜひ来ていただきたい」と力を込める。国設阿寒湖畔スキー場「ウタラ」は「指定管理者になってから、1番か2番目に良いゲレンデの状態」(松岡尚幸所長)という。

 除雪は年間契約の場合が多く、釧路市では除雪出動がなくても最低限の補償金が支給されるものの、除雪業者にとって雪の少なさが収入減につながることに変わりはない。仁木工務店(釧路市)の仁木久司社長は体感として年々雪が少なくなっているとし、「阿寒湖畔での除雪は現時点でゼロ。

 今後は除雪に頼らない経営を考えていかなければならない」と危機感を募らせている。NA工業(釧路町)の荒範行社長は「いつもなら畑などに雪が残っていたが、今季は全くない。手を上げている状態」とする。

 札幌管区気象台が2日に発表した道内の1カ月予報によると、1月の太平洋側は晴れの日、降水量ともに平年並みとなる見込み。8日は釧路市で3~5㌢ほどの降雪が予報されている。

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