
香と甘みがある柑橘(かんきつ)果物「せとか」の収穫、選果が6日、蒲郡市内で始まった。JA蒲郡市は「豊富な果汁と香りを楽しめる高級果実。今年も良い出来栄えとなりました」と話している。 せとかは「清見」「アンコール」「マーコット」という3種類の柑橘類をかけあわせたソフトボールと同じ大きさになる品種。種なしで内袋ごと食べられ、甘みもたっぷりとなっている。高いものでは1箱(3㌔)5000円以上で販売されるという。 同農協管内では2004(平成16)年産から出荷が始まった。08年に産地化品種に指定され、今季は46人が5・7㌶で栽培している。木にトゲが生えるため、栽培時は実に傷がつかないよう摘果するほか、収穫も慎重に行われる。農家の手間がかかった果実となる。 生産者の小田和可さん(46)=同市五井町=は「皮がむきやすく、ジューシーでおいしい品種です」と話す。 同市神ノ郷町の総合集出荷場ではパート女性ら8人が選果。形や傷などをチェックし、専用の箱に1個ずつ手で並べた。 9日から販売。中京・京浜地区を中心に2月下旬まで出荷。今季の出荷量は132㌧を見込むという。
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