トヨタ北海道の新ラインが稼働 2機種目のハイブリッドトランスアクスル生産

生産を始めたハイブリッドトランスアクスルの新機種
苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は昨年12月23日、ハイブリッドトランスアクスルの新機種生産を開始した。2月10日にトヨタ自動車が発売する新型車ヤリスの搭載用で、グループ企業の中では現時点で唯一の受注。200人強を配置し、月産約1万台態勢の新ラインを立ち上げた。全従業員数も約3400人規模に拡大している。
ハイブリッドトランスアクスルは、エンジンとモーターの動力をタイヤに効率よく伝える、アルミニウムを主原料とした自動車部品。2012年から生産を始め、現在はアクアやカローラ、ジャパンタクシーなどに搭載されている。
昨年12月から生産を始めたのは2機種目。トヨタグループの構造改革「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」に対応し、スムーズな加速性能や燃費性能などを一層向上させている。第2工場に新設した生産ラインは昼夜2交代制で月産2万台の能力を持つ。現在は日勤時間帯で月産1万台を生産している。
新型ヤリスはトヨタのコンパクトカーとしては初の電気式4WDシステムを採用。同部品も電動化の新技術に対応しており、トヨタ北海道の電動対応化部品の割合は10%以下から15~20%まで引き上がる見通し。新たな主力製品として成長していきそうだ。
新ライン稼働に伴い、旧型の無段変速機CVTの生産ライン1本を昨年12月24日で終了した。現在の生産品目はAT(自動変速機)、CVT、ハイブリッドトランスアクスルが各2機種、トランスファー1機種となっている。
関連記事
博物館見学 恐竜と化石のまち むかわ町穂別地区で周遊ツアー
むかわ町は20日、町穂別地区でバスツアー「恐竜と化石のまち むかわ町知り尽くし周遊ツアー」を実施した。札幌市や神奈川県から40人が参加。穂別博物館の見学、化石クリーニングの体験、町産食材を生かし...
七日町観音堂へ「新柳橋」完成 鶴岡市本町二丁目と三丁目つなぐ 渡り初めで祝う
架け替えが進められていた鶴岡市本町二丁目と三丁目をつなぐ柳橋(市道七日町柳橋線)の工事が完了し21日、現地で安全祈願祭が行われた。地元住民や市、工事業者などが参列し、橋の完成を祝って渡り初めを行っ...
駐日スペイン公使参事官が篠﨑市長を表敬訪問「今後もより良い関係を」【宇部】
【22日、カステジョ市と友好協会設立】 駐日スペイン大使館のミゲル・ゴメス・デ・アランダ次席兼公使参事官が21日、宇部市役所に篠﨑圭二市長を表敬訪問した。市は2019年4月に姉妹都市提携し...
春の快音おあずけ 十勝のゴルフ場、積雪で開業遅れ
今月中旬のまとまった降雪の影響で、十勝管内のゴルフ場は今シーズンのオープン延期を余儀なくされている。コース上の積雪が解けきらなかったためで、シーズン入りを心待ちにしていたゴルファーは理解を示しつ...