迫力の取り組みを展開する闘牛。観客も大喜びだった＝５日午後、八重山闘牛場

　八重山闘牛組合（上地かおり組合長）主催の新春観光闘牛が５日、八重山闘牛場で行われた。会場は、地元の闘牛ファンや観光客らで満杯、迫力のある取り組みを楽しんだ。

　上地組合長によると、「闘牛女子」と呼ばれる女性ファンが増えており、これに伴って子どもたちも多い。この日も子どもたちが「頑張れー」と声援を送っていた。女性アシスタントに実況を任せるなど運営面でも工夫している。

　この日の取り組みは11番。角を掛け合わす乾いた音やフェンスにぶつかる鈍い音に、会場がどよめいた。決着がつくと、歓声が上がった。

　２０１８年に就任した上地組合長は「年々、女性ファンや観光客が増えている。ことしも八重山闘牛を親しみやすく、明るいイメージにしていきたい」と話した。

　新春闘牛は例年２日。ことしは、徳之島で１日行われた大会に八重山闘牛組合が２頭出場させたため、日程をずらして開催した。