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長野日報社

高齢飼い主支える愛犬育成 支援呼び掛け

愛犬が高齢者の生活を支援する「シニア・サポート犬」の訓練指導を始めた日本聴導犬協会。犬が床に落ちたスマートフォンを拾ってみせた

日本聴導犬協会(本部・宮田村)は1月、愛犬が高齢の飼い主の生活を支援できるよう育成する「シニア・サポート犬」の訓練指導を始める。新たな社会福祉事業の一環として、創設から22年間にわたり積み重ねてきた聴導犬、介助犬育成のノウハウを生かし、65歳以上の飼い主に無料で実施する。飼い主と愛犬の関わりが脳の活性化にどう影響するか大学と調査研究も行う予定で、資金を集めるため、支援を広く呼び掛けている。

高齢化社会が進む中、社会貢献の一環で、障がいの有無にかかわらず高齢者の役に立ちたいと2年ほど前から計画。有馬もと会長は、身体障がい者補助犬の普及が進んでいるイギリスで聴導犬や介助犬を育成する団体など2カ所を視察し、準備を進めてきた。

シニア・サポート犬の訓練指導では、足腰の痛みで物が取りにくい、音が聞こえにくく来客が分かりづらいなど飼い主の悩みに合わせ、床に落ちた物を拾わせる、音がした方へ飼い主を案内させるなど自宅で生活の困り事を手伝えるよう三つのサポートの訓練方法を教える。飼い主や家族、愛犬と一緒に3日間でゲームのように楽しく訓練する。飼い主は65歳以上、犬は犬種を問わず、室内飼いで3歳までが対象。1月上旬から県内の3組に訓練を実施し、アフターケアも行う予定。

大学と協力し、愛犬の支援を受けて飼い主の脳の活性化や健康増進などにどう影響を及ぼすのかを研究する。

有馬会長は「物を一つ取ってきてもらうのも毎回、家族に頼むと心の負担になる。けれど愛犬が取ってきてくれ、愛犬にできることが増えると家族の話題が変わったり、家族同士で良い関係が築けたりする。人と犬との可能性を広げたい」と話す。

資金の調達へ協力呼び掛け

1月から始まる「シニア・サポート犬」指導、調査プロジェクトには既存の予算を充当できず、資金が不足している。そのため、インターネットを介して資金を調達する「クラウドファンディング」を利用し、200万円を目標に31日午後11時まで資金を集めている。銀行振り込みも受け付けている。

問い合わせは同協会(電話0265・85・4615)へ。電話対応時間は午前10時から午後6時まで。

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