南海山桃林寺 新年まであと2日 縁起物準備がピーク
令和元年も残り2日となり、南海山桃林寺(小林昌道住職)では、初詣で使う縁起物の準備に追われている。29日午後、アルバイトの高校生10人が本堂で、同寺と冨崎観音堂を訪れる参拝客への熊手やお守りなど縁起物を振り分ける作業に大忙しだった。
熊手は大・小のサイズがあり、幸運や金運を「かき集める」という意味が込められている。事業所では「商売繁盛」、家庭では「家内安全」など使い分けも可能。
おみくじはすでに準備済みで、数は2万4千本余り。1年分のおみくじとなる。くじは「安産」「健康」「交通安全」など種類がある。 八重山高校1年の嶋田こひろさん(15)は「なかなか機会がないのでやってみようと思った。おみくじで、みんなが幸せになってくれたら」と願った。個人的な来年の目標については「成績を上げたい」と笑顔を見せた。
高校生の作業を見守った寺庭(じてい)の小林千寿子さん(50)は「『よいことがありますように』という願いが、少しでも成就してほしい」と話した。
大晦日の朝、縁起物の成就を祈願し新年に備える。
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