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15の春で食事づくり体験 島を旅立つ中学3年生11人 与那国

生活改善推進員(左)の指導で食材の下ごしらえをする生徒ら=町保健センター厨房

 【与那国】沖縄本島や石垣などへ高校進学のため親元を離れる中学3年生を対象にした「15の春食育教室」(町長寿福祉課主催)がこのほど、町保健センターで開かれ、管理栄養士や食生活改善推進員らの指導で与那国中7人、久部良中4人の生徒11人が受験勉強の合間に食事づくりを実習体験した。

 島外への進学で、学生寮か自炊のどちらを選択するにしても自身で食事がつくれるようにと同課が開いた。

 教室では「ドゥヌハイムヌヤ・ドゥヌドゥシクルン」(自分の食事は自分でつくる)をテーマに、生徒らは砂糖、塩、酢など基本の調味料を覚え、保護者と共に島の食材を使ったジューシーや汁物、クシティの入ったかき揚げなどデザートを含めた5品の作り方を学んだ。

 生徒らは慣れない調理器具や包丁などを手に奮闘。ほとんどの生徒が家庭での調理体験がない中、料理を完成させた。親の心配をよそに生徒が互いに褒め合う場面も見られた。

 ピーラーを使っての皮むきが苦手という与那国中の男子生徒は「包丁を使うのが苦手。でもおろし金を使ったシリシリはおもしろい。自信が持てた」と話した。

 久部良中の女子生徒は「危ないからと、家では調理器具を触らせてくれないから」と笑顔で実習を楽しんだ。食事の支度を手伝っているという男子生徒は包丁さばきや食材の扱い方が身に付いており、うらやましがられた。

 保護者は「見よう見まねでその内覚えるよ」と話すが内心気掛かりの様子だった。試食会では管理栄養士と推進員が自炊の良さや郷土料理の食材、食事のマナーについて話した。

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