パンに具材を挟む子ども（特産ｃａｆｅやまのわで）

　小学生が、瓦そばやタピオカなど５種類のコッペパンメニューを一日限定で販売する「キッズコッペパンカフェ」は２６日、山口市中市町の「特産ｃａｆｅやまのわ」（山田豊佳代表）であった。利益は県内で社会問題解決のために活動するＮＰＯ法人に全額寄付される。特定非営利活動法人あっと（藤井智佳子代表）主催。 　 　自分たちで得た収入を寄付することで社会貢献への意識を高めてもらおうと、県内で初めて実施。大殿小の児童が所属する「あっと児童クラブ」の３～６年生約３０人を対象にメニューを募り「瓦そばコッペ」「タピオカコッペ」「レモン＆はちみつコッペ」「まよタマゴコッペ」、ウインナーや卵焼きを挟んだ「いろいろもりだくさんコッペ」を商品化。２６０～３００円で販売した。 　 　子どもたちは具材をパンに挟み込む、会計をする、チラシを配るなどの係に分かれ、それぞれの作業に没頭していた。

　「特産ｃａｆｅやまのわ」は今年６月２４日にオープンし、コッペパンやコーヒーなど県内の店舗が扱う食材を販売。各経営店への誘導を図っている。山田代表（４７）は「県にどんな特産品があるかを考えてもらえるような企画で、今後も続けていきたい」と話した。