串本でサッカー教室 現役選手らが技術指導
POKDのメンバーと対戦する小学生(串本町サンゴ台で)
海外で活躍する選手や元Jリーガーが小学生に指導するサッカー教室が7日、和歌山県串本町サンゴ台のサン・ナンタンランド雨天練習場であった。
阪南大学(大阪府松原市)のサッカー部OBでつくる「POKD(Power Of Keep Dreaming)」主催、町教育委員会後援。毎年の取り組みで、今年で3回目。POKDは現役やかつてのJリーガーも在籍しており、代表は串本町潮岬出身の尾花和人さん(38)。
レベルの高い講師陣による教室を通して町のサッカーを盛り上げ、Jリーガー輩出や地域の活性化、スポーツ振興につなげていく目的で開かれている。
今回は尾花さんのほか、元Jリーガーの吉川健太さんや金大さん、海外のチームで活躍する村山拓哉さんが指導した。
午前中には小学1~3年生の教室があり、地元の少年チームである串本JFCや古座サッカー少年団などから児童約30人が参加した。
参加者は講師からのアドバイスで、周りを意識しながら人のいない所にボールを蹴っていくドリブルの練習、相手のディフェンスをかわす練習、シュートの練習などをした。最後に小学生と講師のチームで試合をした。
串本JFCに所属する大島小学校2年の冨田力斗君(7)は「キーパーとして、ボールをうまく止める技を教えてもらった。試合は楽しかった」と話した。
尾花さんは「串本町で現役の選手らと触れ合える機会をつくりたいと開いている。子どもたちにはサッカーを長く続けてほしいので、まず楽しさを分かってほしいと思う。講師として協力してくれる人も年々増えており、規模を大きくしていければ」と語った。
午後には小学4~6年生の教室があった。
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