「仙人風呂」オープン 川湯温泉

仙人風呂の一番風呂を楽しむ園児ら(1日、田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町の川湯温泉で、川底から湧き出す温泉を利用した大露天風呂「仙人風呂」が1日オープンした。湯煙が立ち込める中、招待された地元の園児が大はしゃぎで一番風呂を楽しんだ。
温泉街を流れる熊野川支流・大塔川の中に設けられた仙人風呂は、横幅約28メートル、奥行き約12メートルで、深さは60センチ。川底から湧く73度の温泉を川の水で40度程度の適温に調整している。
初日のこの日は、安全祈願祭の後、本宮町内のたんぽぽ保育園とひまわり保育園の園児計32人による入浴式や餅まきがあり、オープンと同時に歓声と水しぶきが飛び交った。たんぽぽ保育園の堺玲莉愛ちゃん(6)は「温かくて気持ちいい。全然寒くなかった。また来たい」と笑顔を見せた。
仙人風呂は実行委員会と熊野本宮観光協会が1985年から、冬の観光の目玉として毎年開設している。昨年は5万5千人の利用があった。
開設は来年2月29日までの午前6時半~午後10時。入浴無料。水着やタオルの着用を求めている。期間中の土曜日午後8時~10時は、仙人風呂の縁をろうそくをともした灯籠で囲む「湯けむり灯籠」(雨天中止)の演出がある。
問い合わせは熊野本宮観光協会(0735・42・0735)へ。
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