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「訳ありカボチャ」スープに 士幌高生が開発

 「訳ありカボチャ」を教材に商品開発へ-。士幌高校(近江勉校長、生徒147人)に通う1~3年生の女子生徒15人が、町内の企業や生産者と協力し、カボチャの生産から流通、販売まで実践形式で学んでいる。

商品化に向けたマーケティングの手法を学ぶ「志Lab」の生徒。奥は山部さん

 カボチャは、町下居辺の菊地博明さん(68)が自宅近くの野菜農園で栽培、道の駅ピア21しほろなどで販売しているもの。ただ、今年はネズミにかじられて売り物にならず、困った末に同駅を運営するat LOCALの堀田悠希社長に相談。その結果、町内のまちづくり会社「Cheers(チアーズ)」の手も借り、商品価値の薄れたカボチャをスープにして売り出すことになった。

 同校にも協力要請があり、生徒たちにマーケティングに関する知識や技能を学んでほしいと学校側も快諾。意欲のある同校の農業女子が2月に立ち上げた「志Lab(ラボ)」が主体となってプロジェクトを進めることにし、10月から本格始動した。

 11月29日には同校でカボチャペーストの試作品の試食を兼ねた出前授業が行われ、同校の卒業生でもあるat LOCALに勤務する山部緋将さん(21)とチアーズに勤務する前多唯衣さん(20)、堀田社長らが講師として訪れたほか、菊地さんも駆け付けた。

 この日は「志Lab」に所属する1、2年生10人が参加。山部さんと前多さんの講義に耳を傾けた後、「いつ、どこで、誰に売るか」など5W1Hを意識しながら班ごとに「菊地さんを助けたいから」「飛行機の機内食としても提供したい」と思いを述べた。

 年内にまた出前授業を行い、商品のパッケージやラベルのデザインを作成するほか、カボチャのスープの味など詳細を詰めていく。最終的に来年3月までに商品を完成させ、道の駅などでゴールデンウイーク期間から販売に乗り出す見通しだ。

 生徒たちの奮闘に、菊地さんは「カボチャが無駄にならず本当によかった。完成したスープを早く飲んでみたい」と期待していた。

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