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長野日報社

赤穂高生が長野市で汗 被災地支援延べ111人

泥で汚れたガラス窓を水で洗い流す赤穂高校の生徒たち

台風19号の上陸からきょうで50日。千曲川の堤防決壊により甚大な被害を受けた長野市では、11月28日に初雪を観測し、本格的な冬の到来が目前に迫っている。そんな中、上伊那地方から赤穂高校(駒ケ根市)の生徒延べ111人が11月、被災地に入り、生活再建を急ごうと地元住民と共に汗を流した。これだけの人数の高校生がボランティアに参加する理由は何か―。同行取材をした。

「ボランティアに行きたいと思う高校生は決して少なくない」。ボランティア部顧問の鈴木良教諭(36)は語る。「ただ、上伊那から被災地に行くまでの交通手段の制限や費用、時間などが壁となっており、自分からは行動しにくい現状がある」と指摘する。

「大人たちが少しでも後押しすることが大切ではないか」―。そう考えた鈴木教諭は、学校を通じて送迎バスを手配し、被災地への交通手段を確保した。11月9、30の両日に設定した被災地ボランティアには、それぞれ想定を大幅を大幅に上回る50人以上の生徒が手を挙げている。

2回とも参加した1年の安田真拓さん(15)は「人のためにできることをしたいという気持ちがもともと強く、台風の被災地でも何か役立ちたいと考えていた」と話す。「学校が機会を提供したことで、今回の被災地ボランティアも行動に移すことができた」と振り返るとともに、被災地支援に携わっていることに喜びを感じている。

11月30日の作業場所は、千曲川の決壊場所からほど近い妙笑寺だった。境内には今も、濁流によって削り取られた白壁や大量にたまった泥など、氾濫の傷跡が生々しく残る。だが、「若い生徒たちはエネルギーがあるから、作業に入れば自分たちで必要な行動を取れる」と鈴木教諭。その言葉の通り、高校生たちは仲間と協力しながら泥運びや参道の清掃などの作業に取り組み、復興を一歩一歩、着実に進めていた。

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