シクラメン出荷ピーク 原、富士見
赤やピンク、紫など色とりどりのシクラメンが並ぶ直売所=原村、再興園
原村や富士見町などの鉢花農家でシクラメンの出荷や販売がシーズンを迎えている。冬を彩る花としてファンが多いシクラメン。生産者らはクリスマスあたりまで販売や出荷作業に追われそうだ。
原村中新田の直売所「再興園」では、ビニールハウス2棟に赤やピンク、紫、白色などのシクラメンが所狭しと並ぶ。地元客をはじめ、関東方面から訪れるリピーターも多いという。1シーズンに約20種類、およそ1万5000鉢を出荷する。
同園を経営する篠原錦一さん(63)ゆかりさん(63)夫妻は、今秋の台風で各地で果物や野菜などの農家が打撃を受けたことに触れ、「同じ生産者としてつらい」と思いを話した。「シクラメンを見たり、贈ったりすることで少しでも和やかな気分になってもらえたら。多くの種類から選んで楽しんでほしい」と話した。
同園は毎日営業。問い合わせは篠原さん(電話090・1533・5859)へ。
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