発達障害者に働きやすい職場を 三井振興局長が紙芝居 帯広

紙芝居を上演する三井局長
十勝総合振興局が発達障害者の体験談を基に作成した「人生劇場紙芝居」の上演会が27日、帯広市内の北海道中小企業家同友会とかち支部で開かれた。作成を担当した三井真局長自身が物語を読み上げ、誰もが働きやすい職場づくりについて意見交換した。
同振興局の「攻めの福祉プロジェクト」の一環。三井局長が当事者に取材し、発達障害者が抱える悩みや取り巻く環境を紙芝居にまとめた。上演会は4回実施したが、経営者を対象にするのは初めて。管内の経営者ら11人が参加した。
三井局長は想定外の物事が起こると手が止まる、複数の物事を同時に進められないなど、発達障害者の特徴を説明。「周囲から『わざとやっている』と誤解を招くことがある。障害への理解不足がうつ病につながることもある」と語った。
物語のモチーフとなった幸福駅でカフェを営む三浦潤一さんの妻直美さんは、「働きやすい職場環境をつくるため他の機関と連携したネットワークを構築してほしい」と訴えた。参加者からは「働きやすい環境を整えるには同僚と本人の相互理解が大切」などの声が上がっていた。
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