豊川小児童がスポーツ義足を体感
パラ五輪目指す大島さんが指導
豊川市立豊川小学校(壁谷由美校長)で25日、建築材料・住宅設備機器業大手のリクシルによる「ユニバーサル・ラン スポーツ義足体験授業」が行われ、5、6年生児童約120人がパラリンピック出場を目指す選手から指導を受け、スポーツ義足を体感した。 同社は東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナーで、障害のある人も力を発揮し、活躍できるユニバーサル社会の実現を目指して小学校への出前授業を行っている。 今回は瀬戸市出身で、名古屋学院大学の陸上競技部に所属する大島健吾さん(19)が来校。生まれつき左足首から先のない障害を持ちながら、義足を使って小学生ではサッカーと水泳、中学では卓球、高校ではラグビーを経験。大学から陸上の短距離を始め、100㍍走の自己ベスト記録は12秒14という脚力を誇る。 大島さんは日常生活で利用する義足と、競技で使うスポーツ義足の構造の違いを説明し、実際に児童らの前で走りを披露した。子どもたちはグループごとに分かれ、スポーツ義足を履いてマット上を歩く体験に臨み、大島さんは「しっかり足を上げて、背筋を伸ばすように心掛けて」とコツを指南した。 来年のパラリンピック東京大会出場を目指している大島さんは「今回の体験を通じて五輪だけでなく、パラリンピックにも興味を持ってほしい」と期待。スポーツ義足を履いて歩いた柴田凌我君(11)は「思ったよりも歩きやすかった。パラリンピックの競技を見てみたいと思った」と話していた。
関連記事
熊野本宮大社で合気道演武 植芝道場長の講習も
和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」で20、21日、「合気道国際奉納演武」があった。 同市出身で合気道の開祖・植芝盛平のひ孫に当たる合気道本部道場...
原村でじっくりボードゲームを 1日1組限定のリゾート
ボードゲームに没頭するリゾート施設「GAW(ガウ)」が、5月1日に原村原山にオープンする。都内の音楽制作会社が手掛ける新事業。アナログゲームマスターのあだちちひろさんが依頼者の思いに沿った最...
帯広信用金庫の防犯講座人気 詐欺事例、寸劇交え
十勝管内でも特殊詐欺事件が相次ぐ中、帯広信用金庫(高橋常夫理事長)は、被害防止のための出前講座を続けている。具体的手口を寸劇を交えるなどして分かりやすく紹介、社会貢献事業として無料で行ってお...
外国人観光客とおもてなし交流 酒田港 泉小児童 日本の遊び紹介
外航クルーズ船「ウエステルダム」(オランダ船籍、8万2862総トン)の酒田港寄港に合わせ22日、酒田市の泉小学校の4年生42人が同港古湊埠頭(ふとう)に降り立った外国人観光客らに日本の遊びを紹介するなど交...