焼き肉バイキングを多店舗展開する「ウエスタン」(本社帯広市、落合寛良社長)は、店内バイキングで提供しているオリジナルカレールーを自宅でも食べられるよう冷凍個装パックにして管内3店で販売し、人気を集めている。定番メニューの商品化は初の試みだ。
十勝限定で商品化した「ウエスタンのカレー」と、本店スタッフ
カレーはバイキングメニューの定番。タマネギをあめ色になるまで炒め、牛肉をじっくり煮込んでいる。カレー粉やスパイスをブレンド、ココナツミルク、バナナペーストなどを加えて大人から子どもまで楽しめる味に仕上げている。約20年前、当時の調理人が「安くて、おいしい本格メニューを」と、4カ月ほどかけてレシピ化した。
市内の自社工房で一括製造している。バイキングの人気上位メニューで、持ち帰り用の要望を以前から受けていた。
店頭で販売している「ウエスタンのカレー」は冷凍パック(200グラム)・1人前360円。試作を重ね、今夏から本格販売を始めた。
持ち運び便利なレトルトパックも考えたが、加熱処理で味が変わることやレシピの変更などを考慮し、現体制で製造できる冷凍パックを選択した。本店、20条店、木野店で取り扱っている。
落合社長は「ケーキや汁粉なども自社製造しているが、こうしたこだわりがあまり知られていない。カレーをきっかけに、このような商品の外販も検討したい」と話している。
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