全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

地域デザインで増やす郷土愛 東京藝大生が伊那市で活動

道祖神手拭いとの交換で集めた食材を使い、「しおくの家」で行った昼食交流会

伊那市と東京藝術大学は24日、連携事業「雲の子めぐってお昼ご飯」を同市高遠町で行った。「しおくの家」を拠点にした東京藝大の活動は今年で3年目。地域の文化を掘り起こしたデザインを使って新たな交流の機会をつくり、子どもたちの郷土愛を育てる取り組みが地域で成果を上げつつある。

今回は、ともに大学院美術研究科1年の蔡琴さんと寺岡香織さんが企画。塩供地区にある道祖神に刻まれた花文字をモチーフに院生らがデザインした手拭いを使い、子どもたちが地域を巡って食材と交換した。集まった食材を使って「しおくの家」で昼食を作って食べ、地域の人たちも交えて交流した。

院生らが取り組むデザインやアートで地域を活性化していくプロジェクトの一環で、蔡さんは「人と自然とをどうすれば一緒にできるのかを考えながら絵を描きたい」と話す。押元一敏准教授=描画・装飾=は「ここを拠点に地域活性化に関わり、都会ではできないこうした経験が今後の創作に生かされていくと思う」と期待している。

学生や院生との交流は地域にも歓迎されている。高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会の伊藤岩雄会長は「こうした活動を知って、この地への移住を希望する人もいる。今までのワークショップは子どもたちが対象だったが、今回は大人を交え、地域を挙げて関わることができ、有意義だった」と感想を話した。

関連記事

荘内日報社

綱のし神事で祝う 改築「蔵SHOP」に掲げる 竹の露酒造場

 大みそかから元旦にかけて鶴岡市羽黒町の出羽三山神社で行われた松例祭で、地区の若衆が担いだ引き綱を奉納する「綱のし神事」が14日、羽黒地域の酒造会社、竹の露酒造場で行われた。竹の露では昨年、築370年の...

「特殊詐欺に注意」カード風ポスター 帯広署研修中の落合巡査制作

 帯広署で実務研修中の道警の落合七菜華(ななか)巡査(23)が、特殊詐欺への注意を呼び掛けるポスター「『トクシュサギ』という名のツル」を制作した。落合さんは「詐欺の手口は新しいものが出てきている。...

宇部日報社

バス運転士が不足 路線維持に苦慮、便数少ない徳地では親が防府や周南に通う高..

 全国的にバス運転士が不足する中、山口市内の一部地域でも問題が生じつつある。市は採用助成金の創設や就職説明会の開催などで人員確保、路線維持に努めているが、働き方改革に伴う2024年問題、バス会社...

元ドラゴンズ投手・岩瀬さんがプロ野球殿堂入り

 今年の殿堂入りのプレーヤー表彰が16日発表され、愛知大学野球部出身で中日ドラゴンズ元投手の岩瀬仁紀さん(50)がオリックス、マリナーズで活躍したイチローさん(51)とともに選ばれた。大学、社会人時代で...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク