顔認証システムの実証実験 対象施設増やす
タブレット型端末を用いる顔認証(白浜町内で)
南紀白浜エアポートとNECは、和歌山県白浜町内で展開している顔認証システムの実証実験の対象施設を6カ所増やし12カ所にした。バスチケットの購入や観光施設に入場する際などにも利用できるようになり、白浜を訪れる人たちの利便性がより高まると期待している。実験は来年2月まで。
顔やクレジットカードの情報を事前に登録しておけば、現金やカードがなくても「顔パス」で買い物などができるサービス。各施設にある専用のカメラで利用者の顔を読み込み、本人と認識する。
実証実験は今年1月から、南紀白浜空港やホテル、レジャー施設、レストランなどを対象に始まったが、今秋からは、空港内のレストランと土産店のほか、シーモアレジデンス、明光バス、三段壁洞窟、南紀白浜ゴルフ倶楽部が加わった。
NECは顔認証システムの世界最大手。事業所が個別にシステムを導入している例はあるが、地域で事業所をまたぐ形は国内でも初めての取り組み。比較的狭いエリアにさまざまな事業所があり、観光地でもある白浜の立地条件は適しているという。今夏には、白良浜海水浴場の売店でも顔認証試験を導入した。
NECによると、これまでに延べ約800人が利用。大きな問題は起きていない。来年2月以降も継続できないか検討しているという。
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