介護予防のきっかけに 出張で体操教室

廣畑将紀さん(右)の指導で体操に取り組む参加者=田辺市新万で
和歌山県田辺市秋津町のデイサービス施設「リハプライドあきづ」は、市内の集会所などに出向き、地元の高齢者を対象に介護予防の体操教室を開いている。
同施設はリハビリに特化したデイサービス施設。出張教室は、地域で介護予防への関心を高めてもらおうと、6月からボランティアで始めた。現在は、新万と東山の老人会の活動として取り組んでいる。
新万万寿会の体操教室「のびのび体操」は原則毎月第2、4月曜、新万団地集会所(田辺市新万)で開催。施設長の廣畑将紀さん(29)が講師を務め、70代~90代の15人ほどが参加している。
このほど開かれた教室では、参加者が椅子に座って腕や足を動かしたり、立ち上がって左右に足を動かしたりして約45分の簡単な体操に取り組んだ。「脳トレ」を兼ね、腕や足を使ったじゃんけんなども皆で楽しんだ。
体操教室の世話人を務める堺順子さん(81)と福田ナミエさん(83)は「教室が始まって半年になる。皆で集まって体を動かすのは楽しい。ここで習った体操を家ですることもある。新しいメンバーも増えてきた」と話す。
廣畑さんは「教室に参加しようという人は前向きで元気な人が多い。家にこもりがちな人とも誘い合って参加してもらえたら。私たちのような民間の企業が地域に出て行動することで、少しでも介護予防の風潮を高めることができればうれしい」と話している。
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