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長野日報社

ICT教育推進へ展望 伊那で取り組み紹介や討論

タブレット端末を使って鹿児島市桜島中学校と合同授業を行う伊那市春富中学校の生徒たち

伊那市教育委員会は19日、ICT(情報通信技術)を活用した教育に関するイベント「ICT Conference(カンファレンス)2019 in INA」を開いた。市内外から教員や教育関係者約100人が参加。市内3小中学校で公開授業を行ったほか、パネル討論や基調講演を通じ、市が推進するICT教育の成果を紹介し、今後の取り組みを展望した。

昨年度に続いて2回目。春富中学校では1、2年生の3クラスがタブレット端末などICT機器を使った授業を繰り広げた。2年3組は社会科の「日本の諸地域」の授業で鹿児島市桜島中学校とテレビ会議システムで結び、遠隔地との合同授業を行った。

春富中の生徒はタブレット端末を通じ、火山のある地域に住んでいて不便なことはあるかを質問。桜島中の生徒は火山灰のため洗濯物が外に干せないことや、灰が目に入って痛いことなどを説明したほか、噴火に備えヘルメットをかぶって登下校していることを紹介し、実際にヘルメットをかぶる姿も実演した。

また、桜島中から見える桜島の風景が映し出されると、春富中の生徒も廊下に出て、伊那市の山並みを撮影。それぞれの地域の特徴を紹介し合って学びを深めていた。

公開授業に続き、会場をニシザワいなっせホールに移してパネル討論を行った。市ICT活用教育推進センターの担当者5人がパネリストとして参加。タブレット端末の活用で「子どもたちは絵や文章を何度も消したり、書いたりでき、自分の考えを深められる」と成果を紹介した。

コーディネーターを務めた信州大学教育学部の東原義訓教授は「伊那市ではさまざまな分野で新産業技術を推進しており、子どもたちは未来の社会を垣間見ながら育っている。学校の先生だけでなく、市全体が頑張っている」と期待した。続いて、放送大学の中川一史教授が「新学習指導要領を視野に入れたICT活用の授業づくりと展望」と題して基調講演を行った。

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