渡り鳥飛び立ち、圧巻の光景

餌場に向かうため、一斉に飛び出すマガンの群れ(能代市の小友沼で、17日午前7時10分ごろ)
国内有数の渡り鳥の飛来地として知られる能代市の小友沼に、南下中の渡り鳥が数多く集まっている。17日はガン類やハクチョウ類など約2万1千羽が観測され、朝方には餌場に向かって一斉に飛び立って行き、圧巻の光景が広がった。
能代山本地方は渡り鳥の飛来ルート上にある。特に小友沼は、毎年この時期になるとガン類やハクチョウ類、カモ類などが飛来し、数万羽が身を寄せる。
小友沼で野鳥の観察活動を行うおとも自然の会(秋林弘道会長)によると、今年は9月下旬から渡り鳥が飛来して徐々に数が増加し、先月12日には約1万5千羽に達した。その後は増減を繰り返し、今月16日は2万羽を超えたという。
17日早朝はマガン約2万羽、ハクガン約840羽のほか、シジュウカラガンやハクチョウも沼で羽休め。午前6時をすぎると一斉に羽音を響かせながら飛び立ち、上空を旋回したり、餌場に向かっていくなど圧巻の光景が広がった。
渡り鳥は大潟村などの田んぼで落ち穂を食べ、夕方ごろになると小友沼に帰って来る。沼が凍る時期になると、宮城県や新潟県に南下して冬を越すといい、来年の北帰行の時期になると再び小友沼に飛来する。
同会は、観察のため車で沼に近づく際は、ライトを消し、クラクションを鳴らさないように呼び掛けている。
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