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新千歳空港の新誘導路、年度内に完成へ 離着陸機の移動距離短縮

新設される南側誘導路のルート

 新千歳空港で国際線用の新誘導路造成工事が順調に進んでいる。スムーズな離発着を目指し、2016年から空港南側に全長1・7キロ区間で整備中で、完成は今年度末の予定。駐機場と滑走路間の移動距離が現行と比べて約1・5キロ短縮されるほか、運航便数が増えている国際線の安全性向上も期待できる。

 新誘導路は中央の本体部分が30メートル、左右の路側帯は各15メートル。工事を担当する札幌開発建設部によると、造成費用は55億円。作業は計画全体の約9割まで完了している。路面は航空機の重量に耐えられるよう通常の3倍の厚さに相当する35センチで4層構造とする。

 現在使用されている北側の国際線誘導路は混雑することが多く、冬期間は出発前に行う機体への防氷液の塗布作業に影響を及ぼすこともあった。南側誘導路は旅客機がスムーズに旅客ターミナルビルと滑走路を行き来できる新たな動線となる。

 今回の造成工事は16年に着手した「国際線ターミナル地域再編事業」の一環。南側誘導路以外に、交差道路のアンダーパス化、3機分の駐機場増設、地上支援車両置き場の移転などを実施しており、総工費は約190億円。このうちアンダーパス化は車両通行の利便性向上を狙い、南側誘導路の下をくぐる形で空港から苫小牧方面に縦貫する道路を片側2車線化する。今年4月に暫定供用を開始し、20年3月までに完成する。

 新千歳空港では年々国際線需要が伸びており、18年度の乗降旅客数は前年比13%増の373万人。国際線ビルが開業した10年度(95万人)から8年で約4倍に急伸している。再編事業に基づく国際線ビルの増築もあり、今後も訪日外国人旅行者の伸びが期待されている。

 同事業所の藤田謙二所長は「年度内の完成に向けてしっかりと整備を進めたい」と話している。

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