稚児が舞う 「やつはち」奉納

境内に設けた「能舞台」で舞を奉納する稚児ら=15日、白浜町堅田の堅田八幡神社で
和歌山県白浜町堅田、堅田八幡神社の例祭(県文化財)が15日にあり、午前中には、稚児が舞「やつはち」を奉納した。
額と頬に紅を塗った男児3人が、締太鼓に合わせ「右回り」「左回り」「ばちを持ち、エイヤー」「片膝付き」などの指示に合わせて舞った。
神社近くの福田谷地蔵堂、民家、神社境内に設けた「能舞台」の3カ所で舞を奉納した。神社までの道中は、稚児の足を地面に下ろさないよう肩車をし、笠鉾(かさほこ)などとともに渡御した。
3年目の参加だった町立とんだ幼児園年長組の黒田成立君(5)は「練習通りにできたし、全部楽しかった」と笑顔で話した。
「やつはち」は江戸時代に始まったとされる。稚児は毎年、就学前の4人が務める。1年目は「月輪」、2年目は「日輪」、3年目が「獅子」。4年目は控えの「雇われ」で、他の3人が出られない時に演じる。
午後には、境内で雌雄2体の獅子舞が奉納された。地区で分けた上組は優雅な雌獅子、下組は力強い雄獅子をそれぞれ担っている。
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