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長野日報社

仕事への思い参考に 中学生キャリアフェス

地域住民から仕事への思いを聞き、菓子作りを体験する生徒

 伊那市内6中学校の2年生を対象にした「中学生キャリアフェス」が14日、同市のエレコム・ロジテックアリーナで開かれた。地元企業などの105ブースが出展。生徒約650人がブースを巡り、仕事への思いや地元の文化、伝統、食に触れ、生き方やふるさとの未来について考えた。

 フェスは市内の産学官と生徒でつくる実行委員会が主催。キャリア教育の一環として、子どもたちが地域を知り、住民と触れ合い、ふるさとの未来を考えるきっかけにすることを目的に開き、昨年度に続いて2回目となる。「キャリアフェスで学んだことをどう生かすかを自分で考える~650のアイデアを」をテーマに据えた。

 会場では見たり聞いたり、体験できるさまざまなブースが並んだ。都築木材はかんなで木材を薄く削って職人技を披露。上伊那助産師会は妊婦の心と体を支える仕事や、命の誕生に関わる大きな喜びを伝えた。

 菓子庵石川は、店主の石川信頼さん(36)が菓子作りについて「食べる人が幸せな気持ちになり、作り手もうれしくなるといった幸せの連鎖がある」と紹介。焼き菓子にクリームを挟む体験も用意し、「誰かの喜ぶ顔を想像して作ってみて」とアドバイスした。

 高遠中の前田ゆらさん(13)は関心のある医療関係のブースを訪れ、「直接話を聞いて、さらに興味が湧いた」。伊那東部中の南部歩さん(14)は「人のためにできることを考え、全力で生きる姿が心に残った」と話していた。

 実行委員長を務める伊那中の武田育夫校長はあいさつで、「伊那谷の元気を会場から発信したい。対話が苦手な人も勇気を出してブースで話し掛けてほしい」と呼び掛けた。

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