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満員の観客、万雷の拍手 うつぐみ芸能交流高知公演

竹富島の芸能を披露する「玻座間民俗芸能保存会」=10日、高知県香美市の「弁天座」

 【高知】竹富島や高知県など4道県合同の郷土芸能大会「うつぐみ文化芸能交流高知公演~郷土芸能でこじゃんとめんそーれ!~」が10日、高知県香南市の「弁天座」で開かれた。太平洋戦争末期、竹富島に駐留した部隊の故・大石喬隊長(高知市出身)と島民の間に生まれた友情を始まりに、今も交流を続ける両地域の孫世代が、芸能を通して絆を強めようと実現した舞台。満員の観客は地域を超えた友情と多彩な芸能に万雷の拍手を送った。

 公演には、香南市の姉妹都市である沖縄県八重瀬町、竹富島で「ねぷた祭り」を開いたことがある青森県弘前市、竹富町の姉妹町・斜里町も加わり、5団体約80人の演者が自慢の郷土芸能を繰り広げた。

 竹富島から参加した玻座間民俗芸能保存会(前新伸二郎会長)の33人は「馬乗しゃ」「しびらおーざ」など、土佐絵金歌舞伎伝承会は「浄瑠璃式三番叟」、弘前市と斜里町は「ねぷた」のはやしを、八重瀬町は島唄を披露した。

 公演後は大宴会を開催。出演者らは輪になり、高知のよさこい鳴子踊りや沖縄民謡を歌い踊った。実行委員長の宮地竹史さん(71)=石垣市在住、香美市出身=は「私たちはあの戦争から平和の尊さを学び、また沖縄の方々への感謝の気持ちを忘れない。戦争で生まれた絆だが、民間が協力してくれたおかげで交流が実現できたことを感謝します」と語った。

 高知県出身者を中心とする大石隊長の部隊は、1944年12月から約1年間駐留。「島民の保護こそ本来の任務」とし、島外に徴用された島民を連れ戻す、マラリアのはびこる地域へ疎開を強制しないなど貢献し、島民に慕われた。

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